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NO2474 個性を殺す日本社会(2)

まさにアジサイにふさわしい季節
7月16日 (8)
 11日(水)当地に永住されている日本人は「梅雨に入ったのかな、昨年は20日過ぎだったんだけど」という。昨日など、実に梅雨のようにシトシトと一日中降り続いた。7時過ぎに止んで、今朝も霧雨。テニスは完全に中止かと思ったら、電話があり、1時間半やれた。

 今日は大震災から2年半。死者15883人、行方不明2654人、死者を都道府県別に見ると宮城県9537人、岩手県4673人、福島県1606人。未だに29万人の人々が避難を余儀なくされている。福島県は死者は一番少ないのに、避難者の数は一番多い。言うまでもない、原発事故のせいだ。どう考えても東電と原発を推進してきた自民・民主党は許せない。

 変な話だが、私は海外に出ていると心が平穏で、自分の居場所を見つけたような感じさえすることがある。それはタイでもベトナムでもニュージーランドでも同じ。逆に日本に戻ると、イライラして、身の置き所がなくなる。この10年なぜだろうと考え続けている。

どうも花ではない
7月16日 (4)
 佐高信氏の対談集にパリ在住の私の好きな女優の一人岸恵子さんが登場する。岸さんも「日本て何だろう、どういう国だろう」と考えてきて書いた本が「ベラルーシの林檎」だと。この本は日本人からうるさがられるようですよ、と言っている。わかる気がする。

 娘は日本が大好きで半年は日本にいると言うが、「同年代(もう50歳だが)の若い人がものをちゃんと考えていなくて、どうもなじめない」と、又「日本の子はかわいくて明るいけれど、深さは感じられないのが寂しい」とも言っていると。今もそれは変わらない。

 タイの中高校にいた時も、ドイツの中高校の授業を参観した時も日本の中高校生がなんと幼稚で頼りなく感じたのは私だけではあるまい。なぜだろうと考えると、まず思い浮かぶのは常に群れの中で生活し、自分の意見を持たない、持とうとしないことではないか。彼らに罪はない。日本の社会そのものだから。

NZでは夏の花だが
7月16日 (5)
 それは同時にいつまでも親離れしない、親も子離れしない。これはもうどうしようもない段階ではないか。それを岸さんの娘は「国中がデズニ―ランドみたい」と表現したそうな。佐高氏は「普通は苦労や困難があって、その癒しの場所としてデズニ―ランドがあるのに」

 と相槌を打っている。岸さんは最近日本人が排他的になっていないか、東京で日本人の奥さんがアジア人がコインランドリーを使うのを嫌がるくせに、自分は子どものスニーカーまで洗ってしまう。「南京虐殺はでっち上げだ」なんて言う政治家までいる。私ついていけないわ、と言う。

 岸さんは又「日本人て、なぜ黙っているんでしょう。私の娘もびっくりしてますよ。『日本の人ってよく“しょうがない”って言うわね。鉄道運賃が40%ぐらい上がっても“しようがない”ですませちゃう。フランスだったら暴動が起きるわ」私は共感できるのだが。私がはみ出し者なのか。

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