粟ケ岳の雄姿
22日(火)曇り後晴れ。今日はテニスの日なのだが、腕が完治しないので休み。年金者組合の誘いで2台の車、7人で下田村、吉が平に山菜採りに出かけた。福島県境に近い位置なので、雪も残り、桜は満開。蕗の薹、タラの芽、こごみの3種類。かなりの収穫だった。
年金者組合だから60、70代。県の書記長を務めるUさんは遊び7割、運動3割が口癖。このUさんは異色な経歴の持ち主で、沖縄は石垣島出身。米国の施政権下で、国費留学生として新潟大学理学部に入学。当然卒業後は琉球政府の幹部候補生を期待されていた。
ところが、学生運動を通して革新運動にのめり込み、卒業後は新潟市教職員組合書記に就職。今こそ、新潟県教職員組合は学閥に毒されているが、当時は日教組反主流派で、県内いくつかあった反主流系組合運動のリーダーだった。退職後、新潟県年金組合の書記長に。
八木鼻と桜
沖縄県人会の会長、在住区域の小学校PTA会長なども引き受け、毎年希望者を引率して沖縄へのピースツアーを実施している。沖縄のことに関して、氏に質問をして答えが返ってこないことはない。帰途、八木鼻温泉の「いい湯らて」(500円)に浸かり5時帰宅。
今日も全国学力テストのニュースが流れているが、全く狂っているとしか言えない。今年は35億円の予算だと言うが、09年には58億円を使っている。親はこのテストを本当に必要だと思っているのだろうか。納税者として、無駄遣いをやめさせる運動はないのか。
そもそもこの全国学力テストは60年代にはじまり、当然のことながら学校間、市町村、都道府県間の競争を生み、又教師が事前に答えを生徒に教えるなどの不正を生み、62年に高校で、66年に小中で中止、抽出に変更。その間、学テ裁判で旭川地裁で違法判決も出た。
新潟近郊の桃と梨の花は満開
07年に現在の小6と中3対象で復活。その後、民主党政権は抽出方式を打ち出しながら、だらしなく退陣。小6と中3対象も不可解で、結果を本人や小中学校の学力分析や対策に生かす時間もない。私自身、その結果を生徒に説明することも、校内で議論することもなかった。
誰も活用できないようなテストを35億円もかけてやる意味はどこにもない。しかも、その結果たるや、現場教師なら誰でも予測できる内容で、毎年やる意味はなおさらない。その批判に応える方法として出てきたのが橋下大阪市長主導の結果を公表するというもの。
最も安易な方法で、しかも競争を煽るだけの公表が現場に何をもたらすかは60年代を思い出せばわかることである。新潟県教委はこのことを批判するどころか、WEBテストなど、県教委が作成したテスト問題を各学校がダウンロードして使えるようにするという愚策で競争を更に煽っている。無能、無策としかいいようがない。
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