ロングステイ仲間と
2日（火）快晴。気が付けば9月。朝から安倍晋三が内閣改造とかで露出し、気分が悪い。昨日は我が家の階下の風呂の天井が腐食し、大工さんに張り替えをお願いした。大工Ｗさん68歳。元西蒲赤塚村ご出身。いかにも職人気質の方できっちりした仕事をする。
私は子どもの頃から、もの作りの職人さんの仕事を傍で飽かずに眺めているのが好きで、昨日も丸一日その仕事ぶりを眺めながら、様々なことを話題にし、ほぼ意見が一致した。消費税引き上げの駆け込み需要で年末から大忙しだったと。「そろそろ終わりでしょ」と。
建築現場から見る日本も絶望的だという。ますます金もうけ主義が蔓延し、悪かろう安かろうで建売の住宅などは職人として見ていられないと。Ｗさんは某建築会社に所属しながら、暇なときに私のような個人的な依頼者から仕事を受ける。これが自分の思い通りの仕事ができて嬉しいのだと。
3月の花
アベノミクスなどというけど、大企業ばかりが儲かり、下請け仕事はアップアップでちっともよくならん。みんな騙されているんだて。私は3人の子どもを育ててきたけど、自分の子どもを含め、今の若いもんは経済力がない。とても3人なんて育てられないさ。年金だってどうなるかわからない。おかしな世の中になった。
広島の災害も話題になった。あれも小泉政権以来の規制緩和で開発業者の言いなりに開発許可が出る。危険と分かっていながら、開発に行政が歯止めをかけられないからああなる。北陸新幹線やリニア新幹線など、本当に必要なのかどうかの議論がないまま決まる。特にリニアは電気の無駄遣い。福島の反省が何もない。
同じ公共事業と言ったって、戦後の高度成長期にできた道路、下水道、橋、トンネルなどの生活インフラの老朽化こそが問題で、その点検や修復が急務なのに、そういうものに予算が回らず、新規事業に予算をつける見通しの悪さ。要するに政治にビジョンがない。政治がその場しのぎだから、国民もそうなる。
3月の花
最後は政治家の悪口になり、昔のような井戸塀政治家がいなくなり、蓄財のために政治家になる。政治家になって貧乏になった話は全く聞かない。Ｗさんは職人の世界の跡継ぎ問題を嘆きつつ、何かすると自分でやらずに、すぐ業者を呼ぶのは日本だけだと。昔は自分でやったもんだと。そういえば、我々の親は何でもやりました。
風呂場も天井の枠はヒノキ材を張っておいたから、自分でペンキを塗ったらどうかと、やり方を教えてくれた。今日はそのためのマスキングをやった。網戸の修理の仕方も教わり、自分で張替が出来ることが分かった。そういえばＮＺの人達は全部自分でやっていたのを思い出した。
昨日知人のブログで作詞家・なかにし礼さんが毎日新聞に寄せた素晴らしい「平和の申し子たちへ！泣きながら抵抗を始めよう」を読んだ。是非拡散したいと思った。このブログの読者にも協力をお願いする。http://www.nakanishi-rei.com/news.html 続きを読む
