野生の蘭は格別
1日(水)快晴。アベノミクスとやらは、いよいよ大企業やお金持ちのための政策でしかないことがはっきりしてきたではないか。私のような年金生活者や非正規労働者、中小企業経営者にとっては何の恩恵もないばかりか、物価上昇で生活は苦しくなるばかり。
毎日スーパーに通っていると、それをひしひしと感じる。魚、肉、干物、缶詰類も確実に値上がりしているし、同じかなと思うと容量が減っていたり、ビスケットの大きさが一回り小さくなっていたりする。今日からコーヒーの値上がりとかで、昨日の棚はカラだった。
牛乳売場も一番安いものが売れ、200円を超すものは手が付けられない。庶民はこうして生活防衛をしているのに、スーパーなどに行くことはないであろう政治家に庶民の心が分かるはずもない。円安も110円になろうとしているのに何の対策も取ろうとしない。
キャメロンの花
香港の若者は3年後の行政府長官の選挙のことで大規模デモで反応しているのに、日本では目の前の生活が脅かされてもじっと耐えて?知らずに?声を上げようともしない。我が家に来たドイツ人Gさんが「日本人の若者の留学生が減っていると聞きましたが本当ですか?」
私「本当です。日本は安全で、豊かだと思って満足している気配があります。親も外に出したがりません。日本が一番で世界に学ぶものはないとさえ思っているかもしれません。全てが内向きでハングリー精神を失っています」Gさん「それはおかしいわねえ。アメリカは日本を超えて中国に目が行っているし、日本だけが取り残されますよ」
百田氏の「土井たか子は売国奴」発言に対する書き込みを見ると、「よく言ってくれた」式の若者の書き込みが目立つ。威勢だけはいいのだ。戦前の内務省は38年2月23日の富田警保局長から各都道府県知事あて通牒に「醜業を目的とする婦女」の渡航は華北・華中に限って黙認とある。
キャメロンの花
朝鮮や台湾総督府関連の史料が公開されないため、不明な点が多いと言うが、軍慰安婦が圧倒的に朝鮮半島出身者で占められている事実は疑いようがない。吉見氏等はその理由を1910年以降の植民地政策、とりわけ11年から18年に及ぶ土地調査事業を挙げている。
土地を取り上げられて小作農に転落する農民の増加。朝鮮総督府の貧民層を満州に追放する移民計画。33年から10年計画で20万戸100万人の農民を満州に移民させるというものである。そのほかに水害や干害の被害民が日本も含め国外への移住を余儀なくされた。
農村の疲弊によって男たちは職を求めて中国や日本へ出稼ぎに行かざるを得なくなる。そうなれば、残された女性たちに家計を支えるために娘の身売りや接客業への転身を余儀なくされる状況に追い込まれていく。そこが軍のお墨付きの下で慰安婦を求めて暗躍するブローカーの付け目だったのだ。
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