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NO2903 ドイツと日本の歴史認識の落差(8)

中央公園から日本海を望む

中央公園から日本海を望む 23日(日)曇りのち晴。今日は昼過ぎの散歩。昨夜10時過ぎにベットに入った途端に揺れた。長野県北部。今の地震予知の能力は起きる寸前の数十秒が限界のようだ。全国どこで起きてもおかしくない。これだけで日本で原発は無理だという判断にならないのか。

 

 NHKはスペシャルやクローズアップ現代、ダーウインが来た等素晴らしい番組をつくるのに、ニュース報道の姿勢がおかしい。籾井勝人が会長になっておかしさが際立つ。何が何でも今回の解散を「アベノミクス解散」にしたいらしい。民放もだらしがない。

 

 安倍晋三のようなネオナチに近い思想の潮流が政権を担うまでになった源流には80年代の新自由主義、新保守主義の世界的な流れに乗った中曽根政権があるのではないか。中曽根は85年に「昭和天皇は一貫した平和主義者だ。戦争を避ける努力をした。責任はない」


上堰潟公園の遊歩道 

上堰潟公園の銀杏 「ドイツは国としてユダヤ人に対する組織的大犯罪をやった。日本とは条件が違う。ワイツゼッカー発言が出るのは当たり前だ」「国家国民は汚辱を捨てて栄光を求めて進む」(日本とドイツ、朝日文庫)これが日本の首相の在任中の発言であることを知れば頷けよう。

 

 又田中内閣で文相を務めた奥野誠亮は「日本人は敗戦直後の占領政策や左翼の言動に洗脳され、一方的に日本が悪い、侵略戦争や残虐行為をやったと思い込んでいます。あれは自衛の戦争だったのです。米英と戦うために、白人の植民地を解放するという面もあった」

 

 これは95年村山内閣による不戦決議を批判するインタビュー発言だが、戦前鹿児島県の特高課長を務め、言論弾圧の最前線で指揮をした男であり、戦後、何の反省もなく政界に復帰し、法務大臣や文部大臣になり、勲一等旭日大綬章を受け取る人物の歴史認識である。

 

夕暮れの角田山

夕暮れの角田山 中曽根がドイツの謝罪を当然としながら日本はその必要がないとして引き合いに出した統一ドイツの初代大統領・ワイツゼッカー発言「過去に目を閉ざすものは・・」は有名だが、ほかに「国民全体が有罪とか無罪と言うことはない。罪は集団ではなく、個人にかかるものだからである」

 

「あの過去を引き受けなければならない。過去がもたらす結果に責任を負っている。目を開き、耳を澄ましていた人なら、ユダヤ人を連れ去る列車に気付かぬはずはない」日本の私たちの父母たちも身近な場所で朝鮮人や中国人の強制労働の実態を見たり聞いたりしたはずだ。

 

 同じ68年頃ドイツの若者たちが街頭で戦争責任を追及していたころ、日本の若者は私を含めただベトナム反戦を叫ぶだけで無能だった。そして中曽根政権を生み、安倍政権の誕生を許してしまった。今更後悔しても始まらないが、日独の落差だけは認識しておきたい。

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