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NO2906 不可解な国日本・ゴミ処理(12)

フリートークセッション

フリートークセッション 26日(水)雨。既に書いたように、ドイツでは回収からリサイクルまでの費用を製品価格に組み込むことが当然のこととして実施されている。だから、企業は包装容器を減らすことに必死でスーパーでも多くの商品がむき出しになっている。減らすことが企業努力なのだ。

 

 日本でもやる気があればできるのに、政治が強制力を持って企業に対してそれを促すことをやらないから、インセンテイブが働かない。ゴミ処理のために使われている2兆円はドイツに学べば社会福祉や教育に回すこともできるのに、むしろ逆の方向に向かっている。

 

 一昨日も柏崎刈羽の原発を今すぐ廃炉にしても、廃炉のための事業や雇用は最低でも50年は続くのだから、原発が動かなければ町が寂れるというのは正しくないという声もあった。さらに言えば、柏崎刈羽にリサイクル工場をつくる案だって実現可能なのである。

 

 現に北ドイツの産業の乏しい地域ではリサイクル産業が地域のかなめになっているという。日本では未だにゴミ問題の解決にリサイクルが決めてだと思っている人々が多い。ドイツでは一番遅れた手段だという認識だ。3Rとか4Rという言葉も知られていない。

 

 3RとはREDUSE(減らす)、Reuse(再使用)、RECYCLE(再利用)のことで、環境先進国であるヨーロッパ諸国では、日本のリサイクル法は15年前以上も前に失敗した法律ということになる。最近では3Rに加えて、4番目のRとしてREFUSE(やめる)が加わった。

 

若い母親たちの脱原発訴え

若い母親たちの脱原発訴え ゴミは企業責任であり、すべての生産物を最終処分をしなければならない。そのため、企業はゴミになるものは作らず、売らなくなる。又市民にもゴミの責任があり、ゴミの量に応じて処理代を払わなければならないという考え方である。ゴミの量に応じてである。

 

 だから、スーパーでばら売りが当たり前で、買い物袋を持っていくのも当たり前になる。瓶はおろかペットボトルも使い捨てではなく、何度も再利用する。シャンプーでさえ、容器を持っていくと中身だけ量り売りをしてくれる店さえあるという。今や瓶が主流だと。


 政治にやる気があれば、デポジット制の導入によって、今すぐにでも不法投棄を減らすことが可能なのにやる気がない。欧州ではペットボトル、瓶、缶類など飲料容器だけではなく、車、家電品、蛍光灯、電池にも導入されている。オーストリアでは冷蔵庫を廃棄すると1万円が戻るという。


 日本は便利だ。便利なのはいい。しかし、その便利さが環境を汚したり、資源やエネルギーの無駄遣いに繋がったり、公平さを奪ったり、最終的に国家の富を減ずることになったのでは何にもならない。日本人は考え方を変えるべきだと福島事故で知ったはずなのに。安倍政権の誕生で元に戻ってしまった。

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