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NO2931 自民圧勝は愚民化教育の成果(5)

リムさん一家との思い出

リムさん一家との思いで 21日(日)ドイツの教育ではナチスドイツの歴史や現在の社会問題に目を向け、積極的に生徒の政治的関心を高めているのに対して日本の教育では逆に南京大虐殺や従軍慰安婦の歴史はもちろん、原発や水俣病さどの社会問題から目をそらさせようとしている。何故か?

 

 調べていくと、ドイツの場合は68年世代にたどり着く。そのことは後日に回して、関口氏が見たドイツ報告によれば、子どもの体験を尊重する事実授業に源があると。森や川、店や工場への体験学習。子どもたちに買い物をさせ、ゴミの分類作業をさせながら考えるなど。

 

 高校生は酸性雨の被害を調べ、実態を把握した後、教室で酸性雨の仕組みを学び、モータリゼーションの在り方、森林再生の方法を話し合う。教科書には巻末に環境問題に取り組む市民団体の連絡先まで載っていたと。以前。私が紹介した加害の歴史を掘り起こしたベルリンの鏡の壁建設まで中高校生がやった。

 

 日本で同じことをやるしたら、どうなるか。水俣病の事実関係を教室で取り上げるだけで偏向呼ばわりされ、ましてや反対運動や署名運動でも乗り出せば、校長や教委は慌てて止めにかかるに違いない。赤い羽根募金など政治色のない内容なら街頭活動も認めるのに。最近では教師は公開授業も差し障りのない時代や問題を選ぶ。

 

 私は在職中、公開授業はあえて自衛隊、9条、天皇、労働問題など論争の多い課題を取り上げた。シンガポールでは日の丸・君が代、華僑虐殺事件を取り上げた。授業は盛り上がるばかりか、授業後親から感謝の手紙を戴いた。私も知らずに恥ずかしい思いをしたと。私の実感では、まともな見方をする親の方が圧倒的に多いのだ。


リムさん一家との思いで 

リムさん一家との思い出 最近の教師が思い込みで委縮しているのは子どもたちや親の願いや要求に応えることにならないばかりか、社会科教育の使命をも放棄することに繋がる。そうした政治的関心を育てることは社会の進歩に繋がるとの確信に基づかなければ、責任を果たせないではないか。

 

 ドイツ人の私の教え子の姉弟の政治的関心の強さと知識の豊富さに驚いたものである。国家や学校がそれを求めているからにほかならず、選挙権は18歳だが、ニーダーザクセン州その他のいくつかの州では16歳に引き下げた州さえある。日本の20歳は恥ずかしい。

 

 当然、教師の政治的関心も高く、市町村議員の数割は現職の教師だと。日本では「公務員の、ましてや教師の政治的中立」という訳のわからない理屈がまかり通っている。教師議員は勿論兼務であり、議会は夜だから支障はない。支持政党は勿論公表されるという。

 

 教師が支持政党を生徒に述べることは当たり前で、むしろ公表することによって教師の考え方を押し付けるのを防ぐのだという。流石の私も生徒に支持政党を話したことはないが、政治活動そのものが禁じられている現状では出来まい。それが常識と考える方が変だとは思わないのであろうか。

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