• 海外赴任時の車の売却はJCM

お気に入り一覧 お気に入り登録 お気に入り解除

NO2998 過去と向き合わない日本(29)

白山神社の梅21日

白山公園の梅21日 26日(木)戦後70年談話は間違いなく村山談話より後退することは間違いないと私は見ている。ということは、中韓との軋轢はおろか、ご主人様であるアメリカのご機嫌を損ねる覚悟をもって安倍流の信念を貫くのではないか。アメリカが本気になって潰せば別だが。

 

 孫崎氏や矢部氏によれば、アメリカの意向に沿わなかった内閣は間違いなく、潰されてきた。田中、宮沢、最近では鳩山内閣がその例だという。対日関係より対中関係を重視するであろう米国は陰に陽に談話の内容に圧力をかけ続けようが、安倍は日本を取り戻すか。

 

 そんなことで日本を取り戻せると思い込んでいる安倍を国のリーダーに抱えている国民の不幸こそ悲しむべきだが、日本は確実に戦前の戦争前夜の体制を取り戻しつつある。日中全面戦争の直後、38年に4月政府は国家の全経済力を動かす「国家総動員法」を施行した。

 

白山神社の梅21日

白山公園の梅21日 その第1条の目的に「戦時に際し、国防目的達成のため、国の全力を最も有効に発揮せしむるよう人的及び物的資源を統制運用する」とあった。人的とは徴用で有無を言わさず、労働力として駆り出すことであり、物的とは衣食住、鉄道等を政府が自由に使用又は収用すること。

 

 安倍政権が憲法改正で先ずやろうとしているのが、環境権とともにこの「非常事態法」(国家総動員法)である。それに先立つ37年8月、日本軍は戦火を上海、南京攻撃に移し、8月15日、日本海軍の渡洋爆撃機は南京、上海を空襲。あの忌まわしい南京大虐殺を起こす。

 

 南京事件についてはここでは触れない。南京が落ちれば戦争は終わるとの宣伝を信じた国民は全国各地で提灯行列を行って喜んだ。しかし、戦争は終わるどころか増々泥沼に。国民政府は首都を南京から漢口、さらには重慶へと移して、徹底抗戦の構えを見せていた。

 

白山神社の梅

白山神社 その重慶に38年12月から私が生まれた43年にかけて、218回にわたる無差別爆撃を実施した。犠牲者数は中国側の主張で1万人、その8割は市民だったと。この事実に対しても「つくる会」などは『教科書が教えない歴史』などで事前に通告したとか、ピンポイント爆撃だったと言い訳を繰り返している。

 

 それどころか、東京大空襲を大虐殺で重慶爆撃は戦闘行為だと主張している。だれがどう見ても、どちらも他国に来て民間人を標的にした許されざる無差別爆撃による犯罪行為ではないのか。同じ38年、日本軍は武漢3鎮(漢口、武昌、漢陽)、広東をも占領した。

 

 こうした歴史的事実は隠しようがない。それを認めて謝罪することがなぜ日本人の誇りを失うことになるのか。安倍君、君の祖父岸信介は武漢占領の頃、満州国産業部次長の職にあって、中国侵略の最前線にいたのだよ。それを誇りとでも思っているのですか?

続きを読む

続きを読む

このブログの最新記事

これで漏れ無し!海外赴任前の準備方法

チャートとチェックリストを使って、
海外赴任前の準備項目を確認しながら情報を収集して準備に備えましょう!

海外赴任準備チェックリストを確認する

書籍版のご案内

海外赴任ガイド 到着から帰国まで

書籍版「海外赴任ガイド」は各種ノウハウや一目で分かりやすい「海外赴任準備チャート」などをコンパクトな一冊にまとめております。海外赴任への不安解消に繋がる道しるべとしてご活用ください。

書籍版の詳細

プログライターの方

海外赴任ブログを登録する

あなたのブログを登録してみましょう!

プログライターの方

海外赴任ガイドのSNS

Twitter アカウントをみる

たいせつにしますプライバシー 10520045