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NO3125 首相推薦の教科書採択の危険(3)

ベトナムの小学生

ベトナムの小学生 3日(金)曇。私が小林よしのりの言葉を引用するのもおかしな話だが、日本会議のガリガリの右翼には小林の言葉の方が説得力がある。小林は「未だに憲法とは何か、立憲主義とは何かがわかっていない人が多い」彼が袂を別った八木秀次らが書いた育鵬社公民は。

 

 憲法とは何かという項で「各国は独自の「価値」を憲法に記述することにより、国民に自覚と誇りを持たせています。又憲法は政治権力が濫用されることのないよう抑制する仕組みを定めて国民の権利と自由を保障し、権力を行使して国民の福祉を増進する・・憲法にのっとって国を運営していくことを立憲主義といいます」他社帝国書院と教育出版と比較する。

 

 帝国書院は「法の支配」という項目で「人権が守られるためには国の政治が憲法や法律などの法にもとづいておこなわれなければなりません。憲法は国家の権力を制限して人々の権利を守る立憲主義という性格を持っています」育鵬社版に赤字の部分が読めるだろうか。

 

やはり日本人は珍しい
日本人には興味が 教育出版は「憲法とは何か」の項目をたて、「政治権力はとても大きく強い力を持っているので濫用されないようにしなければなりません。立憲主義は権力者の思いのままに政治が行われる人の支配ではなく・・「法の支配」によってはじめて実現されます」 

 

 そもそも育鵬社版が言う「各国は独自の「価値」を・・という部分も間違っている。私はすべての国の憲法を読んではいないが、少なくとも授業で取り上げる米仏の憲法には独自の価値ではなく「人類の普遍的価値」が書き込まれているのであって、それが基本だ。

 

 「国民に自覚と誇りを持たせています」というのも違う。この書き方は明らかに上から目線が感じ取れる。小林よしのりに言わせれば、立憲主義を知らないから「勉強会でマスコミの潰し方、言論の自由を抹殺する方策を出し合ったりするのだ」ということになる。

 

給食時間だった
休職時間だった 育鵬社版の憲法観は3年前に発表された自民党の「日本国憲法改正草案」を先取りしたものだ。前文をみただけでもそれがうかがえる。改正草案の前文は「日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される。(中略)日本国民は国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、(略)日本国民は、良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するために憲法を制定する」我々は「統治」される存在なのか?

 

 各国の憲法が近現代史の中で獲得した「普遍的価値」を盛り込んでいる認識はまるでない。自国、我が国史観に立つ憲法観である。自民党のリベラル派?新潟選出の石崎徹等が開こうとして党本部に潰された勉強会の講師が小林よしのり氏だったらしいから、紹介した小林発言からすれば頷ける。石崎氏らは改めて小林を呼ぶ勇気があるか。ないだろうな。

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