留守宅の賃貸・ 管理


海外赴任となると、留守宅をどうするかは重要な問題である。基本的には次の3つの方法がある。
1) 処分する。
2) 赴任期間中に限定して賃貸契約をする。
3) 空家にして管理する。いずれの方法においても、個人で対処するのは手間がかかり、トラブルが発生しやすいので専門の仲介業者をたてる方法をとるのがよいだろう。

リロケーションサービス 

国内外を問わず、転勤に伴う留守宅の賃貸借を仲介・斡旋・留守宅の管理、また家財の保管等を行うための委託業務を行う留守宅管理会社には、大手ディベロッパーから専門業者までいろいろある。

留守宅管理会社の主なサービス

  • 留守宅の借受け
  • 賃貸借の仲介斡旋
  • 賃貸中の管理業務の代行 (賃貸料の徴収、借主からのクレーム等 の応対、処理等)
  • 留守宅(空家)の維持・管理
  • 引越サービス
  • 家財保管
  • 増改築・修理 等

リロケーションサービスの特色

留守宅管理会社に依頼した場合、

  • 借主を法人に限定することができる(企業の社宅として使用)
  • 借主企業との紳士協定により、明け渡し時にトラブルが少ない
  • 庭の手入、家の補修・営繕など管理サービスも行っている
  • 借主の事情によって家賃の支払い遅延等があっても、家賃保証制度により決められた額をスムーズに受け取ることができる

など多くの面で安心できるサービスを享受でき、また、借主である法人は、「上場企業もしくはそれに準ずる会社」に限定されている。
  ただし、明け渡しについては、借地借家法のとおり、少なくとも「6 カ月以上前に借主に通告」する必要があるので十分注意したい。この制限を避けるなら「定期借家」の方法をとれる。この場合、最初に契約更新なしと取り決めて賃貸契約できるが、公正証書にする必要があるなどの制限もある。
  成約家賃については、これらのメリットと引き換えに「一般相場の70 ~ 80%」が目安となっている。
  留守宅の維持・管理の面では、たとえば共用管理費は使用者負担、畳、襖、障子など最小限の修理は貸主負担とすることが多い。火災保険などは借主は加入できないので、貸主が個々に加入することになる。
  このほか電話はどうしたらよいのか、家賃のアップは可能か、借主の都合で解約になった場合に再び貸すことができるのかなどの細かな部分についても、ノウハウがあるので便利である。
  しかし、多くの場合、サービス提供地域の限定、建築年数や通勤の便などの留守宅引き受け条件があり、借主募集時も相場より15 ~ 20%安く設定せざるを得ないなどの事情は念頭におきたい。マンションか一戸建かによっても、留守宅管理会社への管理費の一括支払額などが変わる。
  詳しいサービス内容や料金、契約期間などは各社異なる。容易に帰国できない状況の中で大切な資産を任せることになるので、具体的に直接問い合わせた方がよい。

リロケーション・システムの図解

契約後の維持管理業務と料金の例

    一般的なリロケーション(普通賃貸借)の例で考えると、これらの業務を管理会社に依頼することになる。

  • 賃料の取り立て(海外転勤者の場合、所得の20%が源泉徴収されるので家賃の80%が実質家賃となる)
  • 修理の手配(貸主の負担となるか借主の負担かの費用区分の判定)※1
  • 契約の更新(契約期間延長の際の賃料の改定の交渉)
  • 解約の交渉(解約の期間、解約に伴う現状回復等の交渉)※2
以上の手数科として、
  • 契約締結時に事務手数科として、賃料の1カ月分
  • 契約期間中は管理業務料として、毎月賃料の8~11%
  • 賃料改定時に賃料増加額の1カ月分相当額
が必要となる。

※1:主な修理の費用区分

貸主の負担となる場合
雨漏り、柱、壁、土台、外装等の建物主体の維持、保全に必要な費用。水道、ガスの基本配管、配線、浴槽、風呂釜等の設備の更新費用。庭木の手入れの費用。
借主の負担となる場合
契約期間中の畳、襖、障子、内装の塗装の手入れ等の費用。水道パッキングの取り替え、電球、電気スイッチ等の軽微な修理費用。
詳しくは、留守宅管理会社に直接問い合わせることをお勧めする。また国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」や東京都「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」も参考にできる。

※2:契約期間中の解約
 最初の2年間は原則として解約できない。延長しない場合、6カ月前までに通知する。詳しくは、留守宅管理会社に直接問い合わせることをお勧めする。

海外赴任中の留守宅をトータルサポート リロケーションインターナショナル

1984年、当社が日本初の“リロケーションサービス(転勤者の留守宅賃貸管理サービス)”を始め、現在までに管理実績約100,000戸という圧倒的な実績を誇っております。貸出期間は赴任期間に合わせて自由に設定し、ご帰任時も3ヶ月前の解約予告でご自宅にお戻りいただけます。また、グループ取引企業1万社の従業員様を中心に優良入居者を募集し、契約手続きや万が一の入居者とのトラブルにおいても、一切の交渉を当社が行います。業界のパイオニアとして蓄積されたノウハウと業界NO,1の信頼で、独自のサービスを提供してきました。入居者募集からご帰任まで、万全な体制をもってフルサポートいたします。

管理サービス内容

  • 入居者斡旋活動、賃貸借契約の締結
  • リフォーム手配
  • 賃料支払い保証(家賃の集金・送金)
  • 明渡し保証金の支払い(システムによりオプションになります)
  • 建物定期巡回(一戸建てのみで、システムによりオプションになります)
  • 入居期間中のトラブル対応
  • 入居中の修繕費無料保証(適応箇所、適応築年がございます)
  • 解約処理・精算

東急リロケーション

当社は東急不動産の全額出資会社として昭和60年に創立以来、東急グループの総合力と信頼を基盤として、住宅を中心とする賃貸事業に関わるお客様の多様なご要望に、ひとつひとつきめ細やかなサービスでお応えしてまいります。
当社のシステムは、転勤者の留守宅や所有家屋を「定期賃貸借契約」で企業の社宅や優良個人の賃貸物件として活用し、賃貸運営業務のすべてを代行するシステムで滞納保証や明渡し保証を付けておりますので、明渡しがスムーズに行われなかった場合にも、当社が保証料や引越費用をバックアップし、大切な資産管理を責任を持って行いますので、国内でも海外でも安心して赴任して頂けます。

運営業務内容

  • 契約締結・・・当社が代理人として契約書に調印します。入出金業務・・・契約期間中の賃料等の入出金業務はすべて当社が行い、3カ月毎に報告します。管理・・・再契約業務及び日常発生する賃借人からのクレーム等は当社が対応します。解約・・・賃借人の解約交渉、退去後の損傷の有無、修繕の請求先の判定を当社が行い、敷金の清算を行います。 滞納保証・・・万一、賃借人からの賃料が未納になった場合でも、当社が通常月どおりお支払い致します。 明渡し保証・・・万一、お客様がご使用になられるまで明渡しができなかった場合、ご使用可能になる日まで賃料1カ月相当額の「明渡し保証料」をお支払い致します。同時にお住まいへの引越料も負担致します。
  • その他・・・ 賃貸されたくない方へは「留守巡回清掃サービス」もあります。

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