海外への送金は、「外国為替公認銀行」または「ゆうちょ銀行及び国際送金を取扱う郵便局」で行う。
海外に出かけるときは、思いもかけないトラブルが生じることもあるのでTC(旅行小切手)やクレジットカードなど、複数の決済手段を用意したいもの。なかでも、最近その便利さから発行枚数が急速にのびているのが国際キャッシュカードである。
外国にいながら、カードを使って日本の銀行口座から必要な額の現金を、現地通貨で引き出せるのが国際キャッシュカードである。短期の海外旅行のときや海外出張の多いビジネスマンのみならず、海外の口座へ送金をしなくてはならない留学生にとっても、大変便利なものである。
買い物代金を決済できるものもあって、シティバンクや主要都銀で取り扱っている。
国際的ATMネットワークを使って運用され、VISAやインターナショナルの「プラス(PLUS)」かマスターカード・インターナショナルの「シーラス(CIRRUS)」の機構が利用できる。どちらも100以上の国・地域で50万台ものCD(現地の現金支払機)・ ATM(現金自動預け払い機)を設置している。引き出し口座は、各銀行によって専用口座だったり普通預金口座だったりと違うが、引き出した外貨は、最終的に円に換算されて口座から引き落される。
VISAやマスターが独自に決めるレートや電信売相場(TTS)を基準にしている。銀行の統合がすすむなか、まだサービスの統合を終えていないところもあるので、換算レート、サービス内容についてはそれぞれ取引のある銀行でたしかめること。
引き出しの都度、手数料がかかる国際カードに比べるとTCのほうが割安になることが多い。しかし、複数の国・地域を訪れる場合は、複数の通貨のTCを持って出かけるより手間が省けるという利点がある。
各行とも専用の電話があるので、すみやかにカード利用停止の手続をすること。
海外で代替カードを受け取れるところは、銀行が提携している旅行会社(主要都市に設置されているJTBやJCBなど)のトラベルデスクに申し出るとよい。なお、シティバンクは滞在先のホテルやオフィスまで届けてくれる。
為替レートが毎日変動するものであることを頭に入れて、空港内での両替は必要最小限にとどめた方がよいだろう。一度に大金を換金してしまうと、思わぬ損をすることがあるので注意が必要。両替するときは必ず為替レートを確認する。
各国主要都市にある日本の銀行を利用すれば日本語で両替でき、ドルを用意しなくても、円で直接その国の通貨と交換できる。
日本で口座を作っておけば、現地でキャッシュにすることもできる。国によっては銀行でなく、専門の両替所が両替を行うところもある。その場合は正式な両替所かどうかきちんと確認したうえで必ず両替証明書を受け取る。証明書がないと、出国時に残ったお金を円やドルに再度両替してもらうことができない。小銭が再両替できないのはいうまでもない。

