赴任先がどこの国であれ、一般的な健康診断ではなかなか発見されにくい海外特有の潜在性疾患(ウイルス感染症など)をそのまま日本へ持ち帰るようなケースもある。また、海外生活は想像以上のストレスがたまり、食生活も高脂肪になることが多く発病のリスクは高い。帰国時または一時帰国時の健康管理は、非常に大切である。
病気になってから医者にかかるのでなく、症状のないうちに発見すれば治療も容易なので、帰国後できるだけ早い時期に健康診断を受診した方がよい。
赴任地によって検査項目に若干の違いが出てくる。特別な検査が必要な場合もあるが、だいたい下記の項目について健康診断を受ければよいだろう。
| 身体計測 | 身長、体重、視力、聴力 |
|---|---|
| 内科診察 | 問診、聴診、血圧 |
| 肺機能検査 | スパイログラム、胸部 |
| X線 | 大角1枚、喀痰 |
| 胃部X線 | 直接平均12枚 |
| 胃・大腸内視鏡 | 選択(欧米型の食事により日本人の大腸がんが急増している) |
| 腹部超音波検査 | 肝臓、胆のう、膵臓、ひ臓、腎臓、その他 |
| 尿検査(6項目) | 蛋白、糖、ウロビリノーゲン、ビリルビン、潜血、沈査 |
| 血液学検査(7項目) | 赤血球、白血球、血色素、ヘマトクリット、血小板数、血液像、赤沈 |
| 免疫血清反応検査 | CRP、ASO、RA、TPHA、ガラス板法 |
| 血清ウイルス学検査 | HBS抗原、HBS抗体(B型肝炎)、HA抗体、HCV抗体(C型肝炎) HIV抗体(選択・結果は本人の希望住所のみに直送・秘密厳守) |
| 肝機能検査 | 総蛋白、A/G、ZTT、GOT、GPT、ALP、γ-GTP、LDH、 総ビリルビン、アミラーゼ、コリンエステラーゼ |
| 脂質検査 | 総コレステロール、中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロール |
| 腎機能検査 | 尿素窒素、クレアチニン、尿酸、ナトリウム、カリウム、フロール |
| 糖尿病検査 | 血糖、HbA1c |
| 心電図検査 | |
| 眼底カメラ、眼圧 | |
| 便潜血・寄生虫卵検査 | |
| [婦人科検診] | |
| 子宮頸がん | |
| 乳がん | |

