国際線旅客に対する搭乗ゲートでのパスポートチェックについて
2008年7月1日より---国土交通省
荷物は、チェックインの際に預ける受託航空手荷物と、自分が機内に持ち込む機内持ち込み手荷物に分け、最初に受託手荷物のチェックを受ける。X線検査機に通された受託手荷物には検査済みのシールが貼られ、それ以後は開けることができない。
搭乗する航空会社のカウンターへ行き、パスポートと航空券を渡してチェックインする。機内を気軽に動き回るためには、通路側の席(aisle seat)が便利である。非常口の横にある席は足が伸ばせるので、とれるかどうかは別として頼んでみる価値はある。
ここで、検査済みの受託手荷物を係員に渡すが、路線や搭乗クラスによって個数、重量に制限があるので、前もって航空会社に確かめておくこと。無料手荷物許容量を超えると超過料金が必要になる。係員から渡された預かり荷物引換証(クレーム・タグ)は、現地で荷物を受け取るときに必要なので、大事に保管しておく。
機内持ち込みの手荷物検査は、危険物を機内に持ち込ませないためのチェックで、荷物だけでなく身に付けている物も対象になる。キーホルダーや小銭入れの硬貨などが、ゲートをくぐるときに反応することがある。ポケットから出して、手荷物と一緒にX線ゲートを通過させれば問題はない。
ただし、アメリカの同時多発テロ事件以来、どの国でもセキュリティ・チェックが厳しくなっている。そのため時間がかかる場合もある。
出国審査は、基本的に一人づつ行われるので、前の人が終わるまでは「STOP」と書かれたところで待機する。順番がきたら、パスポート(カバーは事前に外しておく)・搭乗券を審査官に提示する。審査官はパスポートの顔写真と本人とを確認し、出国の確認に必要な情報をパスポートから直接機械で読み取る。その後パスポートに出国スタンプが押され搭乗券とともに返却されれば出国審査終了となる。そのまま搭乗券に記載された搭乗ゲートへ向かえばよい。
なお、かつては出入国カード(EDカード)の記入が必要だったが、2001年7月に全面廃止された。
また国際民間航空機関(ICAO)がテロ対策の一環として国際線搭乗ゲートでパスポートチェックを行うよう各国に要請していることを受け、国土交通省は2008年7月1日より国内全ての国際線搭乗ゲートでパスポートチェックが実施することを決定した。
東西方向の長距離を短時間で飛行し、異なる時間帯へ急激に移動したとき、心身に起きるさまざまな現象を“時差症状(ジェット・ラグ・シンドローム)”と呼ぶ。
人間の生理的リズムには各種のものがあるが、なかでもほぼ24時間を一周期とする“体内の時間的生理リズム(サーカディアン・リズム)”に支配・影響されるところが大きい。
このサーカディアン・リズムに示される人間の活動能力のフリッカー値は、ほぼ24時間を一周期とし、昼間には高い数値(曲線)を示し夜間は停滞期であることを物語っている。時差症状は異なる時間帯へ急激に移動することによって、それまで形成されていた自身の生理的リズムと、到着地のリズムとのズレ(不適応)によって引き起こされるものである。
時差症状(時差ボケ)を克服するための諸方策としては、事前の時差転倒をはじめ計画的睡眠法(いずれも“事前調整方式”と呼ばれている)や、ヨガから針灸までさまざまな対策法が説かれている。
しかし、根本的な対策はまだ確立されていない。時差症状が体内時間の生理的リズムのズレに起因していることを踏まえ、睡眠を基本としたケース・バイ・ケースの対策を実行することが望ましいといえる。
☆究極の時差調整法(1997/9/20)
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搭乗券に明記された番号の座席に着いたら、大きな荷物は頭上の荷物入れに納め、貴重品や座席で必要な物は手元に置いておく。離陸時は座席のリクライニングを元に戻し、テーブルも収納する。離陸後、水平飛行になるとシートベルト着用の表示が消えるが、乱気流の思わぬ揺れから身を守るためにも、着席中はシートベルトを締めておくようにしよう。
降下するときの気圧の急激な変化に備えて、ガム・キャンディなどを持っていると役に立つ。降下の際には耳栓も有効である。
機内では航空会社ごとに独自の映像や音楽のプログラムが楽しめる。いずれもヘッドフォンを使用するが、日本で封切り前の新作映画が観られることもある。
音楽は分野別にチャンネルが分かれていて、常時流れている。映像や音楽番組の案内は、座席ポケットに入っている機内誌に掲載してあることが多い。
目的地まで長時間の飛行になる場合は、くつろいだ服装でゆったりした気持ちで過ごすようにしたい。機内は気温調整されているが、多少肌寒く感じることもある。体温調節できるように、上に羽織れるものを用意しておくとよいだろう。
機内は空調のため乾燥しやすいので、コンタクトレンズははずしておいたほうが無難である。靴の履きっぱなしは、足のむくみの原因になる。携帯用のスリッパを準備しておけば、足元だけでなく気分もくつろぐ。
長時間飛行して目的地に着陸後、座席から立ち上がって歩き始めようとしたとたん、胸が苦しくなり倒れてしまうという話を最近よく耳にする。これは旅行者血栓症という病気で、座り続けている間に太ももの付け根や膝の裏側にできた血のかたまり(深部静脈血栓)が、歩き始めると血流に乗って肺に流れ着き、肺の血管を詰まらせるのである。
呼吸困難から死に至ることもあり、飛行機のエコノミークラスの乗客に症状が多く出たことから、「エコノミークラス症候群」と呼ばれている。しかし、座席のクラスには関係なく、また飛行機内だけで起こる病気でもない。「同じ姿勢で長い時間を過ごす」「乾燥した室内」などの条件がそろえば、列車や自動車の中、劇場、オフィスなどでも起こることがある。
原因の1つが、機内の乾燥にあるので、水分の補給が大切である。ただし、アルコール類やコーヒー、紅茶、緑茶などカフェインの入った飲み物には利尿作用があるので、水分を排出してしまう。ミネラルウオーターやイオン飲料(スポーツドリンク類)のほうが効果的である。また、座ったままでも、足の指を動かしたり、つま先やかかとを上下したりする運動を、1時間ごとに3~4分行うようにしよう。たまに通路を歩くのもよい。体を締め付けるような服装は避け、くつろいで過ごすことも予防につながる。
最近は、エコノミークラス症候群の対策グッズとして、機内でリラックスするためのアイマスク、スリッパ、エアシート、指圧クッションなどが販売されているので、それらを利用するのも一つの方法。
どちらにしても、機内で膝の裏側や太ももが張って痛みを感じたら、着陸しても席を立たずに客室乗務員を呼ぼう。席を立って歩き出したときに、胸苦しさや呼吸がしにくいようなら病院へ行く必要がある。遠慮せずに周囲の人に、助けを求めたほうがよい。

