運送中の万一の損傷や紛失に備えて引越荷物には必ず保険をかけておく。日本の運送業者はほとんど損害保険会社と代理店契約を結んでいるので、詳しくはそれぞれの専門業者に相談して見積書を出してもらう。
引越荷物を運送業者に渡した時点から、到着後の指定した場所に配達されるまでの間に生じた損害が補償されることになっている。一定金額以上の荷物は『明細書』に記入する必要がある。保険金額は万一事故が発生した場合、代替品を購入する場合の価格を目安にする。貨紙幣・有価証券、生動物は対象とはならない。また、宝石類・貴金属類についても別途携行することが望ましい。
家具や電気製品など、修理可能なものは修理実費を、また修理不可能、あるいは紛失した場合は当該荷物の保険金額を基準に保険金が支払われる。
携帯荷物の場合は、海外旅行保険によって補償されるが、スーツケースの中に入れておいた現金、有価証券などがなくなった場合には補償はない。対象はあくまで紛失した『荷物』に限定される。
引越荷物が配送されたあと、異状がみつかったら運送業者に連絡し、損傷などを確認してもらい、保険会社への連絡など、必要な手続をとってもらう。(念のため自分でも写真を撮っておくと安心)
当面すぐに必要としないで日本に置いていく引越荷物は、専門業者のトランクルームを利用すると安心である。一定の温度と湿度で、大型の家具やピアノ、また毛皮、洋服・和服などの衣料品、さらに書画、骨董品などについては荷物が傷まないように配慮されている。
荷物を預ける際、衣類などはクリーニングして防虫剤なども入れておく。
また電気製品の電池などははずし、ほこりなど掃除をしてきれいにしておく必要がある。
なお、ガスや石油類など危険物はもちろん、貴金属や有価証券なども一般には引き受けていない。

