梱包・出荷



引越荷物の梱包作業をするときには、次のような点に注意する。

1.
荷物は必ず通関手続をしなければならないので、梱包する箱ごとに、品名・数量・金額をそれぞれ明記した「パッキングリスト」(梱包明細書)を作成する。
2.
荷物は、船便や航空便の輸送、また海港や空港での積み卸し作業に十分耐えられるように梱包しなければならない。
3.
船便は荷物の容積ごとに、航空便はkgごとに輸送費が計算されるので、輸送方法の違いによってそれぞれ梱包の仕方を工夫する必要があるだろう。

荷造りは、引越業者や運送業者にすべて任せることもできるが、家具や大型電気製品、壊れもの、自動車などを除いた荷物は、自分で荷造りしたほうが梱包内容がしっかりと把握できてよいという面もある。

荷造りの手順

荷造りの手順
荷造り用品の用意
荷物の分類
壊れ物・小物のパッキング
ダンボ-ル箱に詰める
各ダンボール箱ごとに詰めた品をメモする
ダンボール箱の封をする
カートン、トランクなど1梱包ごとに目的地の宛て先、名前、荷物の通し番号を書く
通関用のパッキングリストを作成する

荷造り用品

ダンボール箱の用意
船便貨物の場合は、ダンボール箱をまとめて木枠で囲って梱包する。その場合、サイズの異なるダンボール箱を使うと木枠内に無駄な空間ができ、強度が損なわれてしまうので、同じサイズのものをそろえるようにする。
引越業者に注文すれば同じサイズのダンボールを届けてくれる。またその際、壊れもののパッキングに使う“エアークッション”も頼んでおくとよいだろう。
荷造りに用意するもの
ガムテープ、包装紙、ビニール袋、カッターナイフ、フェルトペン、ボールペン、控え用ノート、パッキングリスト(梱包明細書)

荷造りの順序

1. ダンボール箱に通し番号をつける

ダンボール箱に1、2、3...と番号をつけると同時に、用意したノートにも1、2、3...と番号を記入し、どのダンボール箱には何をどれぐらい入れたかをメモしていく。

2. 荷物を分類する

衣類、食料品、食器、調理器具、台所用品、電気製品、書籍、子ども用品、寝具、その他などと大まかに分類する。

3. 壊れものの扱い

ガラス器、陶器など壊れやすいものは、引越業者にまかせたほうが安心だろう。

4. ダンボール箱に詰める

ダンボール箱に詰めるときには、関連するものがあちこちバラバラにならないように、まとめながらなるべく順番を考えて入れていく。

荷造りのコツ

衣類、寝具以外を詰める時は、底にクッション材を敷くこと。またすき間を作らないように気をつける。クッション材、パッキング材以外に下着やタオル、衣服などを利用するとムダを出さずにすむ。たとえば、クッション材としてはセーターやスウェットシャツ、タオルを、またすき間を埋めるにはTシャツや下着が役立つ。ビニール袋に入れて使えば汚れる心配もない。

荷造りの際の注意

  • 新品を別送する場合、包装、値札、タッグなどは取りはずす。新品ばかりまとめないよう注意する。
  • 衣料には防虫剤を詰めておいたほうが安心できる。
  • 食料品のうち乾物類はビニール袋に入れ、湿気を防ぐ。また、醤油などの液体類はひとまとめにして詰める。箱の内側にビニールシート、新聞紙を敷いておくと、万一液が漏れても他に影響をおよぼさない。

パッキングリスト(梱包明細書)の書き方

輸出入の通関と貨物輸送保険を手配する正式な書類なので正確に記入する。荷物はカートン(内装梱包)別にそれぞれ日本語で品名、数量、保険金額を記入していく。高級スーツなど特に高価なものはひとまとめにしないで、1行に1品ずつ記入する。サインは各ページごとにすること

パッキングリスト記載上の注意
通関のときに、パッキングリストと実際の中身に違うものがあった場合、すべての荷物が検査されることもあるので十分に注意する。

パッキングリスト(梱包明細書)の記入例

出荷するときの注意

荷物を運送会社や引越業者に引き渡す際、どれが自分で梱包した荷物か、あるいは委託したものか、また資材や容器なども自分で用意したものかどうかを確認する。
壊れものなどが入っているものについては、カートンに「取扱注意」と記入するほか、業者にもその旨を伝えておく。


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