KL郊外のマーケット 
29日（木）小、雪寒い。今日は病院送迎。正午のニュースを見ようとテレビをつけたら、国会中継。民主党の長妻議員が安倍首相を相手に70年談話問題。全くかみ合わない。後ろの席から「自虐史観だ」の野次。安倍は「私は自分が自虐史観論者だと言ったことはない」
じゃあ、「貴方を取り巻くほぼ全員が自由主義史観論者ですね」といえばいいのかな？内容を国会で議論しないのかと聞けば、国会は国会でやればいい。安倍内閣の責任で出す。国民のコンセンサスは必要ない？気になったのは画面の一番奥にいた新潟選出の金子恵美議員。
口でぶつぶつ言いながら長妻氏を軽蔑の眼差しで見やる態度の悪さ。彼女は30代半ばで「美人過ぎる国会議員？」とかで、ネットに露出している。右翼の論客・西部邁氏のゼミナールに出たり、神道政治連盟のメンバーとして靖国参拝などにいそいそと出かけている。
レストランはどこも立派
若杉冽著「東京ブラックアウト」を読み終えた。私には「原発ホワイトアウト」の方が衝撃度が大きかった。ブラックアウトの登場人物や出てくる政治家密談場所の料亭など実在するものではあるが、後半の半分は小泉元総理や泉田新潟県知事のでっち上げなど今後起こり得る話ながら、あくまで小説の形を借りている。
今朝の新潟日報にも泉田知事と田中原子力規制委員長「安全確保考え方に溝」原発の安全確保についての県の考え方を説明したいと2年余りにわたって面会を求めているのに、委員長が拒否しているのだ。そればかりか、田中委員長は最近電力会社に接近しているという記事だ。
自民党の県連のイラつきは目に見えるようで、知事批判のトーンが上がってきている。このままいくと小説にあるように収賄事件をデッチあげられ、逮捕されるという局面を心配する。後半の話は川内原発に続き高浜や玄海などが次々と再稼動し、秋には柏崎刈羽6，7号機が再稼動したとの想定だ。
中華料理は多彩
そして、年末の大晦日に新崎原発（柏崎・刈羽原発）に北の工作員が原発敷地内の鉄塔にダイナマイトが仕掛けられ、轟音が山中にこだまする。原発周辺を車で通った人なら、容易に理解できるが、有刺鉄線が張られているだけの敷地には工作員ならずとも、素人でも簡単に侵入できる。
小説中にさりげなく書かれているが、福島事故後東西日本相互の連系線（50，60ヘルツの返還）は事故後3年経っても変電所が4か所、120万kwしか融通できない状態だと。電源が落ち、非常用電源を始動させようとするが氷点下9.5度、デイーゼルエンジンがかからない。
これもさりげなく挿入されているが、世界最高水準と大見得を切った柏崎刈羽6，7号機には中国の原発にさえついているコアキャッチャー（溶けた核燃料を閉じ込めて冷却し、放射性物質の拡散を防ぐ装置）さえ設置されていない。テロ対策もないに等しい。福島事故の再現である。
