子最近特に思うのですが、育てで重要なのはやっぱり子供の心だと思います。押さえつけたり、いじめたり、否定したり、、、こんな言葉を常日頃から浴びてれば、育つものも育たないですよね。主人の父親(子供に無関心)もお世辞にも良い父親でなかったので、主人の抱えている問題ははじめから私は分かっていました。
先日、私の家で話題になったトピックがありまして、それは義母の一言。例の息子がSumma Cum Laude(Highest Honor)を頂いた事を主人が義母に電話で話したところ、期待した言葉ではなく、「それは、彼の持ってる遺伝子が良いからよ!」と言う義母に、私たち夫婦は電話を切った後、腹が立ったんですよね。そうじゃなく、息子のアチーブメントを何故褒められない!おかしいよねこの人!となったわけです。笑
そうです、義母は自分がfailureだと言うのがわかってるんです。素直じゃないだけの事なんです。主人の家族は、てんでばらばらのわがまま一家。彼女が自分の事にしか興味の無い彼女の夫に代わって家族をまとめる事が出来なかったのを、凄くわかっているんです。
だから、息子のクラッシクピアノの演奏を聴いても、何も言わず、息子のタレント全ては遺伝だと言い張るんです。笑 かわいそうな人だと私は思います。せめて、素直さがあれば救われるんでしょうけどね。自分で自分の首を絞める人なんですよね。
とにかく、生まれつき容姿に恵まれ、可愛らしい人で、人当たりは良く皆が親切で良い人と思う彼女は、人生最後にして鏡に映った自分を否定しなければならなくなっているんじゃないかと思います。癌でケモセラピーをしている途中で、今、義姉と一緒に親戚めぐりの旅に出ています。
私たちからすると、無謀な旅に思いますが、ガンコで自分の言うとおりに何でもする人なのでしょうがないですね。ケモセラピーに体が耐えられないので、白血球、赤血球のために毎日注射を打たなきゃならないのに出かけました。
それを知ってる主人も苦痛だと思います。本当、本当に、だめな家族だ。。。と私は思うのでした。生きるって運命に身を任せるだけのことじゃないのにね。運命に沿いながらその中で一生懸命、精一杯生きることなのにね。自分が犠牲者と思ったら負けだよね!と思うのです。
主人に根強く残るコンプレックスと私は20年以上向き合っていますが、小さい時に受けた心の傷はなかなか消えないものですよね。彼の父親の影響が息子にまで影響する事のない様、気を使って子育てしてきました。
娘は大丈夫なんです。息子がダメなんです。主人もそれは息子が生まれたときから分かっていました。僕の父は意地悪でダメな父だったので、男の子供をどう育てるか分からない。。。とボソッと言った事があります。
しかし私は男の子供のほうが得意。逆に女の子供が分からない。なんたって、父の経営していた会社は男の従業員ばかり、小さい時からおっちゃんたちと機械に埋もれて暮らして来たんですから。笑 弟も2人と、女の兄弟無し。それを理由に、男の子供のエクスパートのように振舞ってきました。。。が、これは演技です。私だって専門家で無いので男の子供の扱い方なんか知るわけ無いです。しかし、ハッタリをしないといけないくらい、主人のコンプレックスで息子が台無しになりそうだったので、嘘でもハッタリでも何でも使いましたよ。
粘り強く我慢して、ここまで来たんです。だから息子がこの前のように何かをアチーブしてくると、ああ良かった!我慢して!ってホッとするんです。嬉しさも何倍にもなるんですよね。笑 一見親バカに見える私ですが理由があるんですよ。
確かに、子供2人とも上手く育ってますが、遺伝子だとは思っていません。もし、本当に遺伝子の仕業だったら、この結果、逆に納得できないじゃない?と私は思っています。それは他の家族メンバーを見れば一目瞭然!笑
遺伝より、心構えが大事なんですよね。常に最良の道を走るように訓練を小さい時からすれば良いんです。怠け者のクセをイケナイと理解させる事が大切なんです。しかもそれは本人が心のそこから納得し理解しないと直らないので、物凄く時間がかかり、教えるほうも忍耐が要るんです。
教えるほうが諦めたらそれはそこでお終い。その例がうちの主人の双子の兄弟で、仕事をしないで義母の年金で生きてるバカ息子です。笑
二卵性とはいえ、同じ日に生まれて何故こうなる?と占星術の概念を疑いたくなるようなこのケース。分かれた道はハイスクール。一人はドロップアウト、一人は卒業後、軍隊。バカ息子は親のスネカジリ、主人は50でリタイア。長年国にサービスしていたので恩給を貰いながら、子供2人の大学の学費も支払える余裕があります。
この2人の違うところと言えば、教える人がいたかどうかの違いでしょうね。バカ息子はバカ息子だった故に、両親が無関心だった故に、何も教えられず、しょうがないと諦められ、今に至りますが、かたや、主人は軍隊と言うビッグ・ブラザーが1から10まで教えてくれたためだと思ってます。面白い事に5人兄弟で大学へ行った彼の兄と、彼だけがしっかり地面に足のついた暮らしをしています。
そうです、学ぶ機関で学んだ家族だけが、まともなんです。姉2人、バカ息子は若いうち親元(地元)から離れなかった人達です。家の毒っ気を吸い取って成長するとろくな事が無いですね。家庭環境がだめだと思ったら自分から外に出るべきです。
上の姉は超がつくほどのセルフセンタード。下の姉は泣きべそなクセに上から目線で押さえつけようとします。バカ息子は、ホンマモンのアホ!あんなに女々しい男は見た事がないくらい。情けない男です。そのくせ、主人にケチ付けるから笑える。
主人の母が亡くなったらあのバカ息子はどうするつもりだろうと。。。うちは彼にもう20K以上お金の面倒を見てますので、子供たちが大学生となった今、お世話する気はこれっぽっちもありませんし、私の目が黒いうちは、一歩たりともこの家には入れないと言う事になっていますから、ヤツが私たちのところへくることは無いと思います。
とはいえ、そういう話さえ息子に出来ない義母を見ていると、情けないやらハラがたつやらで、本当に子供の事を可愛いと思っていないのだろうな。。。とたまに思うのであります。思ったら、何とかしなきゃと思うでしょうし。彼の性格の問題と責任転嫁するんです。私の一番嫌いなタイプです。(義母とは性格が真逆)
我がまま、強情、甘え、嘘つき、ひがみ、神経質、根性無し、怠け者、責任転嫁、、この辺のキャラクタリスティックさが主人のうちのキャラなので、これらを自分の子供に見出した時に、丁寧に注意しました。また、主人が失態したときも、はっきり、きっぱりと「アンタは真似しちゃだめだよ!」と言いました。
義母のように夫に対するリスペクトなどと言う偽善のカケラも無いです。笑 主人にそう言う事を吹聴し私を悪者にしたてようとしましたが、そうは行きません!ダメな者はダメなんですよ!そういうものなのです。夢みたいな事言ってないで目覚めよ~!と戦いましたよ。
そうやって、彼女は子供と自分を騙し続けて来た故にこうなるのですから。。。自分が苦しんでるのは自分が蒔いた種なのにね。しかし、ガンコもガンコで、まだ気付いてないフリしてるんですよね。ここまでくると、私も知らない!ってなります。
まあ、どこの家庭にも問題はありますが、意外にも私のうちのディスファンクショナルだと思われた家族の方が、まだ愛情があったことに気付きました。父と母の夫婦仲は良くありませんでしたが、子供たちは愛情を貰っていたんだと思います。それが証拠に若くして亡くなった弟はいますが、もう一人の弟も、私も人生のパートナーに恵まれ、幸せに暮らしてますから。家族がまとまってますし。。。
家族って仮面家族になったらおしまいですよね。本心で話が出来る関係にしなければ家族の意味が無いんだと思います。そんな仮面家族でテンでバラバラな兄弟の中で育って来た主人はやっと最近、自分の家族がいけなかったところを学んで、心を入れ替えているようです。
ここまでが長かったなぁ~!ってかこの長い文!参考になりましたら幸いでございます。はい。笑