27日（水）快晴続く。私のブログに「さえこ」さんを名乗るお人からやや長いコメントを頂いた。読みながら、私はご意見に同意できないけれど、今のご時世には多いんだろうな、共感する人が増えるんだろうなと思った。だから私も丁寧にお返事を書き込んだ。
私はこの方と違い、真の友好は事実を認め合い、認識を共有することだと思っている。これでもかと日本の過去を暴き続けるのは、これらの事実を否定しようとする人々への抗議と知らない人が余りに多すぎるという危惧からである。おそらく敗戦の日まで綴ることになる。
3.1独立運動が起きると、日本軍は直ちにこれを解散させようとした。しかし、蜂起は広がる一方であった。半島の北部から南部（今の韓国）へ。最終的には南部が運動の中心になっていく。3月から5月にかけデモの回数は1542回、延べ参加人数は205万人に上る。（Wikipedia）
今は高原野菜の産地だ
運動を主導したのは大都市の学生や教師たち、キリスト教徒、仏教、天道教の人々だった。広がりを示す中で農村にも広がり、農民、労働者、商工業者、官僚まで参加するようになったという。デモ行進はもとより、同盟休校、ストライキ、商店の閉店まで行われた。
当時の首相・原敬は3月11日に朝鮮総督府に至急命令で「表面上は軽く見なすが、裏面においては厳重なる措置」と言いながら、外国の批判が気になると見え、「いやしくも残酷苛察の批評を招かざることに十分注意」と矛盾した内容だった。当然、現地では厳罰が強調された。
襲われた日本の施設は駐在所159か所、軍・面事務所77、郵便局15、その他27で官憲の死者8名、負傷者158名だったと。朝鮮人側の被害は諸説あるが、死者7509名、負傷者1万5849名、逮捕された者4万6303名、焼かれた家715戸、教会47、学校2だと。
保養地でもある
上の数字が誇大ではないことは、最終的に逮捕・送検者12668名3789名不起訴、6417名が起訴されたことでもわかる。弾圧例で最も有名なのが堤巌里事件で、4月15日午後、水原郡の堤巌里に現れた日本軍は一人の巡査が殺されたことを理由にして、村民30名を教会に集めた。
窓やドアをきつく閉め、一斉に銃撃を開始。堂内にいた婦人が、抱いていた幼児を窓の外にだし、「私は死んでもよいが、この子だけは助けて」というと、日本兵は子どもの頭を突き刺して殺した。その後、教会に放火。教会から飛び出してきた者も射殺。布団にくるまっていた婦人も蒸し焼きにした。文字通り皆殺し。
この抵抗運動の中で朝鮮のジャンヌ・ダルクと言われた柳寛順（17歳、梨花大学学生）がいる。故郷天安で運動に参加、逮捕起訴され懲役3年の有罪判決で西大門刑務所（今、そのまま公開されている）に収監中、獄中で亡くなった。安重根同様切手に載った英雄である。自由主義史観論者たちは彼女の話は誇張だと。
ダラットは日本占領中、林芙美子の小説の舞台
