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NO3127 安倍内閣の教育介入を許すな

ハノイの小路の風

ハノイの小路の風景 5日(日)晴れ。角田山に登る。日曜日とあって山頂は家族連れで一杯。時々山に登らないと、膝の調子が良くない。山頂でプリントアウトしたWEB記事を一時間ほどかけて読む。今朝の私のブログにコメントをくれた「すなやま」さんの不安が的中した昨日の毎日記事。

 

 山口県の柳井高校2年生の「現代社会」の授業に自民党県議がクレームをつけ、教育長が「配慮が不足していた」と県議の言い分を認めるぶざまな答弁をしている。どんな授業だったのか、毎日新聞の記事によれば、今年の4月22日の授業で集団的自衛権に関する模擬投票の実践だ。

 

 「教諭が配布した日経新聞と朝日新聞の記事を参考に政府与党の見解や野党の主張、憲法学者の意見などを学習。翌日までに各自が自宅学習を行い、集団的自衛権について、『どんな時に行使するのか』『他国の領域で行使する可能性は』『違憲か合憲か』などの論点をB4判の資料にして同24日の授業にのぞんだ」という。


ハノイの小路の風景 

ハノイの小路の風景 「4月24日は生徒たちは4人ずつ8グループに分かれて議論し、それぞれ法案への賛否を明らかにした。2グループは『自衛隊の活動範囲を広げないと米国を助けられず、友好関係にひびが入る』などと賛成を表明、残りの6グループは『戦争に巻き込まれる可能性がある』『集団的自衛権の定義があいまいだ』などの理由で反対と主張。(担当教師の狙いは)法案への賛否ではなく、どのグループの意見が最も説得力があったかを問う模擬投票を実施した」というもの。

 

 読者諸君に考えてほしい。この授業のどこが自民党県議・笠本俊也が追及したという「政治的中立性が問われる現場にふさわしいものか、疑問を感ずる」ことになるのか。この県議は日経・朝日ではなく読売・産経ならいいのか、賛成、反対の数が逆なら文句なかったのか。

 

 この程度の授業さえ許されないとなれば、それはもはや政治教育とは言えない。彼らの言う政治的中立というのは、政権の指示に従えと言うことではないか。少なくともこの県議会での質問で山口県内の高校教師たちは委縮し、今後、授業をやらなくなるだろう。それが狙いだ。

 

ハノイの小路の風景

ハノイの小路の風景 「すなやま」さんが指摘しているように、自民党はすでにこうした教師に刑事罰を科す法案を制定するべきとの提言を政府にしている。特定政党を支持するように授業中に生徒に話しただけで、現行法でも処分の対象となろう。こんな国は先進国では日本だけだろう。

 

自民党の一連の動きは、とにかく現場教師を委縮させ、法によらず実質的に自分たちの狙いを貫徹することだろう。こんなひどいニュースが全国版にならない。みんなが知らない間に、この動きは全国に広がり、気づいた時には学校はすべて安倍一派に乗っ取られていることになるのではないか。一県議の質問で校長や教委が屈するのが今の日本だ。

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