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NO3182  アメリカの機嫌を伺うへつらい外交

 マレーシア英字紙The Star

マレーシアThe Star紙 3日(木)曇。臨時のテニス。涼しくなったとはいえ、やはりいい汗をかく。昨日の国会で共産党の仁比議員が再び自衛隊の内部文書を示して追及したのに、今朝の日報には一行も載っていない。数年前なら一面トップ記事にもなり得る内容なのに無視されている。



 自衛隊の制服組トップの河野幕僚長が昨年12月に渡米し、制服組や国防副長官らと会談した時の議事録を記録した12月24日統合幕僚監部作成のものだ。安倍の議会演説の前に同じ内容のことをアメリカ側に約束していたこと。翁長知事就任直後の約束事もある。



 「普天間移設反対派の知事が就任したが、辺野古への移設問題は政治レベルの議論であるので方針に変更はない。安倍政権は強力に推進するであろう」と述べ、また、「オスプレイに関しての不安全性を煽るのは一部の活動家だけである」これこそ売国と言うべきでは。



林芙美子が滞在したダラットの湖
林芙美子が滞在したダラット さらに許しがたい発言は海兵隊のダンフォード総司令官に対し「沖縄知事選の時にはリバテイーポリシー(行動指針、米軍の夜間外出・飲酒規制)の実施、地域情勢に配慮していただき感謝する」軍人が国会議員さえ飛び越えて、日本の意志を勝手に代弁?する!



 これは完全なる選挙干渉だ。今後大きな問題にならないようなら、由々しき事態ではないか。大手マスコミはどう伝えたのか、伝えなかったのか。産経などは、共産党に資料が流れたことを問題にし、「内部にスパイがいるのではないか」と犯人捜しをやる始末だ。



 制服組の動きも弁護し「内部検討さえ許さず、手足を縛るのは自衛官のリスクを高める」と逆さまの議論を展開して開き直るありさま。先日、マレーシアのLさんに安倍談話や天皇談話がどう受け止められたか、問い合わせに対し、15日付の英字紙を送ってもらった。



ダラットの街
ダラットの街  マレーシアの英字紙The Starは発行部数30万5千部。中国人やインド人に広く読まれている。中国紙がいつも激しい反応をしているが、Lさんは中国2世で英語教育を受けたため、中国語は読めないし、書けない。従って、中国紙の反応はわからないとのことだった。



 英字紙の論調は抑制的で、日本の論調と変わらない。主語がない、過去の首相談話の引用といった感じだ。それに比べ、天皇談話をロイターの記事(戦争への反省や憲法を守る発言等)を引用しつつ、「安倍談話を批判しているように見える」と踏み込んで伝えた。



 最近の中国の拡張的な動きへの批判はベトナムやフィリッピンを中心に高まっており、それとの兼ね合いも見える。Lさんもそうだが、東南アジアの国々の若い世代は「Forgive and Forget」(許そうしかし忘れまい)であり、日本はそれに甘えてはならないと思う。


 


 


 


 


 


 


 


 


 

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