ピースボートで、私たち通訳者は「CC」と呼ばれていました。
コミュニケーション・コーディネーターの略です。
言葉だけではなく、色んな意味でコミュニケーションの架け橋になれるように、という思いが込められています。
洋上でのCCの主な仕事は講座やイベントの通訳。
ピースボートには水先案内人と呼ばれる各分野の専門家の方々が乗船していて、
社会問題やビジネス、芸術などの講座を開きます。
その講師が外国人の場合は英語から日本語への逐次通訳、
日本人の場合は日本語から英語への同時通訳をします。
下の写真はピースボートでの通訳デビュー直前の写真。
音楽家の講座で、日英の同時通訳をしました。
私ともう1人のCCが、同時通訳の機械で実験してはしゃいでいる所です。
参加者のほとんどは日本人なので、講座が日本語の場合は同時通訳機を使います。
小さなマイクに向かって、ボソボソと通訳する私たちの声を、
日本語が話せない参加者が、耳に付けたイヤホンから聞くというしくみです。
ちなみに初めての同時通訳はボロボロでした。(^_^;)
下の写真は、社会的起業の講座の通訳をしている所。
私が英日の逐次通訳を、隣に座ってる子が日英の同時通訳をしています。
旅の終わりの方は通訳にもだいぶ慣れてきて、余裕がでてきました。
テーブルの上に置いてあるのは、電子辞書とパソコン。
パソコンで講座で使われているパワーポイントを見ています。
スクリーンに背を向けて座っているので、振り返らなくてもいいように。
講座の通訳は、通常2人~3人でチームを組んでやります。
リアルタイムでやる通訳はかなりの集中力を必要とするので、1人だと大変だからです。
だいたい15分程で次の人と交換します。
通訳していない時は、聞き逃しやすい数字や固有名詞のメモを取り、通訳している人のサポートをします。
通訳ってチームワークなんですよ!
隣にこの2人のベテラン通訳が座ってると思うだけで、心強かったエリカです。
*注:以上は回想記です。2011年7月19日~11月11日、ピースボートの第74回クルーズにCC (通訳ボランティア) として乗船して、106日間かけて世界一周してきました。
erika
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