心と体のバランス

皆様ご無沙汰しております。

黙々と作曲していたら、季節が変わっていました！
すっかりあたたかくなって、半袖で外を歩けるのがとても嬉しいエリカです。

さて、わたしまだアメリカにいます。
仕事は相変わらず忙しいですが、最近はヨガやダンスを始めてみたり、朝早起きしてみたり、走ってみたり、意外に健康的な生活を送っています。

極端な性格なので、ヨガは始めて以来、ほぼ毎日通っています。
いろんなスタイルのヨガがありますが、最近しているのは「ビクラム・ヨガ」。
暑い部屋で９０分間、先生の叱咤激励を受けながらやる、わりと体育会系なヨガです。
今までの人生で見たこと無いくらい、すごい量の汗を全身にかきます。
やっている最中は辛いけど、終わった後の疲労感と達成感はなんとも言えないものがあって、やみつきになってしまいました。

作曲家業は頭ばっかり使って、体をぜんぜん動かしません。
個人的にはそれがたまにストレスの原因になったりします。
だから適度に運動して、精神的疲労感と肉体的疲労感のバランスを取るのは、私にとってとても大事なことです。

頭というのは、勝手に色んなことを考え、悩み、無限に働き続けていて、休ませることがとても難しかったりします。自分の限界を考えずに、なんでも完璧にこなすべきだと思い込んでいる頭のせいで、うまくいかない現実とのギャップに悩んでしまったり、プレッシャーを感じてしまったり、自分はダメなんだと思ってしまったりする。

でも体力は嘘をつきません。出来ることは出来るし、出来ないことは出来ない。たくさん動かせば疲れるし、汗がでるし、息がきれる。そしてもう動けない程疲れ果てて、床に座り込んだ時、人間の限界とか、弱さを感じることができる。このシンプルさが、とても好きなのです。完璧じゃなくていいんだよ、今出来るベストを尽くせばそれでいいんだよ、って全身が自分に教えてくれているような気持ちになります。自分の限界までチャレンジして、今の自分の場所を知り、受け止める。そうやって等身大の自分を認めてあげることで、はじめて次のステップに進めると思うのです。そこから足りない部分は、ちゃんとトレーニングしていけば、確実に力がつく。当たり前のことだけど、体で実感するのって大事。

思い悩む時や、仕事に行き詰まった時や、心が疲れた時は、とにかくクタクタになるまで体を動かせばいい。そうやって心と体の調和していけたらいいなと思います。忙しい今だからこそ、しっかり体を動かして、汗をいっぱいかきたいと思います！

エリカ